妊娠3か月の絵里さん(仮名・29歳)は、つわりが続くなかでも「赤ちゃんのために葉酸だけは摂らなければ」と気をつかっていました。しかし葉酸サプリを飲もうとするたびに胃がむかつき、水と一緒に錠剤を飲み込むことすら辛い日が増えてきたといいます。

「青汁って葉酸が入ってるって聞いたことがある。でも妊娠中に飲んでも大丈夫なの?成分は何が入ってるの?」と、スマートフォンで調べながら迷っていた絵里さん。妊婦健診のたびに「葉酸はちゃんと摂れていますか?」と聞かれるたびに、不安が募る一方でした。

妊娠中・授乳中に葉酸の重要性を知っていても、どんな方法で摂るべきか、青汁を使うとしたらどんな点に注意すればよいのかわからない方は多いでしょう。この記事では、青汁に含まれる葉酸と栄養素の特徴、妊娠中・授乳中に活用する際の考え方と注意点を整理します。

この記事で分かること
  • 青汁(大麦若葉・ケール)に含まれる葉酸の特徴
  • 妊娠中・授乳中に推奨される葉酸の量(厚生労働省基準)
  • 青汁を妊娠中・授乳中に摂る際の注意点
  • AOBA青汁タブレットの成分と妊娠期の活用を考える際のポイント

青汁の主原料「大麦若葉・ケール」と葉酸の関係

大麦若葉・ケールはなぜ葉酸に注目されるのか

「葉酸(ようさん)」という名前は、ほうれん草など葉物野菜(葉)に多く含まれる酸であることに由来します。ケールや大麦若葉などの緑黄色野菜は、葉酸を比較的豊富に含む食品グループとして知られています。

文部科学省の「食品成分データベース」によると、生のケール100gあたりの葉酸含有量は120μg程度とされています。大麦若葉も若い葉の段階では葉酸を含む緑黄色野菜の一種です。ただし、加工・乾燥・粉砕の過程で葉酸は熱や光に弱いため含有量が減少することがあります。

青汁製品に含まれる葉酸の実際の量は製品によって異なり、多くの場合は成分表示に記載がないか、参考値として示される程度です。青汁を葉酸の主要な補給源として頼ることは難しいのが実情ですが、日々の野菜補給の一助になる食品といえます。

食品由来の葉酸とサプリメント由来の葉酸の違い

葉酸には2種類の形態があります。

種類形態主な供給源吸収率
ポリグルタミン酸型食品中に自然に存在する形野菜・青汁・食事全般約50〜70%
モノグルタミン酸型合成・強化食品に使われる形サプリメント・栄養強化食品約85〜100%

厚生労働省は妊娠を計画している方や妊娠初期の女性に対し、食事からの葉酸に加えてサプリメント(モノグルタミン酸型)から1日400μgの葉酸摂取を推奨しています(「妊産婦のための食生活指針」2021年改定版)。

食品由来の葉酸は吸収率が低いため、青汁だけで妊娠中に必要な葉酸量を確保することは現実的ではありません。青汁は葉酸サプリメントを補完する食生活の一部として位置づけるのが妥当です。


妊娠中・授乳中に推奨される葉酸の量

葉酸の1日あたり推奨摂取量(妊娠中・授乳中含む)

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、葉酸の摂取量について以下のように示されています。

  • 成人女性の推奨量:1日240μg
  • 妊婦の付加量:+240μg(妊娠初期は特に神経管閉鎖障害のリスク低減に重要)
  • 授乳婦の付加量:+100μg
  • 耐容上限量:サプリメント等からは1日1000μgを超えないよう注意

妊娠初期(受精〜妊娠12週頃)は胎児の神経管が形成される重要な時期であり、この時期の葉酸摂取が特に重視されます。妊娠が判明してから摂り始めても遅い場合があるため、妊娠を計画している段階からの摂取が推奨されています。

ただし、上限量を超えた過剰摂取にはリスクがある可能性も指摘されています。葉酸の摂取量や補助食品の選択については、必ずかかりつけの産婦人科医または管理栄養士にご相談ください。


妊娠中・授乳中に意識したい主要栄養素

妊娠中・授乳中に意識したい主要栄養素と食品での補給ポイント

葉酸だけでなく、妊娠中・授乳中はさまざまな栄養素への意識が必要です。青汁の主原料となる大麦若葉やケールはいくつかの栄養素を含みますが、それぞれの特徴を知ったうえで食生活全体を整えることが大切です。

葉酸

前述のとおり、特に妊娠初期の神経管形成に関わる栄養素として重要視されています。緑黄色野菜や豆類などに含まれますが、加熱によって失われやすいのが課題です。

鉄分

妊娠中は母体の血液量が増加し、鉄分の必要量が通常よりも増えます。厚生労働省の食事摂取基準では、妊娠中期・後期に付加量が設定されています。小松菜・ほうれん草・赤身肉などから摂取できますが、植物由来の非ヘム鉄はビタミンCとともに摂ると吸収率が高まります。

カルシウム

胎児の骨・歯の形成に必要なカルシウムは、母体から胎児へ供給されます。乳製品・小魚・豆腐・ケールなどから摂ることができます。ビタミンDと一緒に摂ると吸収を助けます。

ビタミンK

血液凝固や骨の形成に関与するビタミンKは、ケールや大麦若葉などの緑葉野菜に豊富です。青汁を継続的に摂取する場合、ビタミンKが多くなりやすい点に注意が必要です。血液をさらさらにする薬(ワーファリンなど)を服用している場合は特に影響があるため、必ず医師にご相談ください。


青汁を妊娠中・授乳中に摂る際の注意点

注意点1:医師への相談を必ず行う

妊娠中・授乳中は体の状態が通常と異なります。どんな栄養補助食品であっても、自己判断での摂取開始は避け、かかりつけの産婦人科医に相談することを強くおすすめします。

特に以下のケースでは必ず医師に確認してください。

  • 妊娠糖尿病などの合併症がある場合
  • 薬を服用中の場合(ワーファリン等、ビタミンKに影響される薬)
  • 早産・切迫早産の経験がある場合
  • 食物アレルギーがある場合

注意点2:アスパルテームへの注意

AOBA青汁タブレットにはアスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物が含まれています。フェニルケトン尿症(PKU)の方は摂取を避ける必要があります。妊娠中にこの成分を摂取することへの懸念については、医師にご確認ください。

注意点3:葉酸サプリメントの代替にはならない

前述のとおり、青汁由来の葉酸(ポリグルタミン酸型)は吸収率が低く、妊娠中に必要とされる葉酸の量を青汁だけで賄うことは困難です。産婦人科や薬局で推奨される葉酸サプリメントを別途摂取することが基本となります。青汁はあくまでも補助的な野菜摂取の手段として位置づけましょう。

注意点4:摂取量を守る

AOBA青汁タブレットの1日の目安量は3〜10粒です。「多く食べれば栄養が増える」という考えは誤りで、過剰摂取は体への負担になります。製品の指示に従い、適切な量を守って摂取してください。詳細は青汁の1日あたり適量についての解説記事もご参照ください。


AOBA青汁タブレットの成分と妊娠期に関するポイント

AOBA 青汁タブレット 乳酸菌入り
AOBA青汁タブレット 主要成分一覧
  • 主原料:国産大麦若葉・ケール・ヨーグルトパウダー・キシロオリゴ糖・乳酸菌
  • 形態:粒タイプ(100粒 約1か月分)、水不要でおやつ感覚
  • 1日目安量:3〜10粒
  • 注意成分:アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物(PKU患者は禁忌)
  • 乳成分含有:ヨーグルトパウダーを使用しているため乳アレルギーの方はご注意ください

AOBA青汁タブレットは国産大麦若葉とケールを主原料とした栄養補助食品です。粒タイプで水不要のため、つわりで液体を飲み込みにくい時期でも試しやすいという声もあります。ただし、これはあくまで食品としての特徴であり、医薬品ではありません。

妊娠中・授乳中の方がご利用を検討される場合は、必ずかかりつけの産婦人科医にご相談のうえ、サプリメントや食事指導との組み合わせを医師と一緒に判断することが重要です。

AOBA青汁タブレットの全成分について詳しくはAOBA青汁タブレットの成分解説記事をご覧ください。


よくある質問(FAQ)

Q1. 妊娠中に青汁を飲んでも大丈夫ですか?

一般的に青汁は食品ですが、妊娠中は体の状態が変化しており、普段とは異なる影響が出る可能性があります。自己判断で摂取を始めず、必ずかかりつけの産婦人科医にご相談ください。特に薬を服用中の方やアレルギーのある方は事前確認が必須です。

Q2. 青汁だけで妊娠中の葉酸は足りますか?

足りません。青汁に含まれる葉酸は食品由来の「ポリグルタミン酸型」で吸収率が低く、妊娠中に推奨される量(食事に加えてサプリから400μg)を青汁だけで摂取することは現実的ではありません。妊婦向け葉酸サプリメントを別途摂取することが基本です。産婦人科や薬局でご相談ください。

Q3. 授乳中に青汁を摂る場合の注意点は?

授乳中は母乳を通じて赤ちゃんへ栄養や成分が移行する可能性があります。青汁に含まれる成分(ビタミンK、食物繊維など)の赤ちゃんへの影響については個人差があります。授乳中の栄養補助食品の利用については、かかりつけ医に必ずご相談ください。

Q4. つわりがひどいとき、青汁タブレットは飲みやすいですか?

粒タイプの青汁タブレットは、液体を飲み込みにくい時期でも試しやすいという面がありますが、つわり中の摂取については個人差が大きく、無理をする必要はありません。体調に合わせて判断し、気になる点は産婦人科医に相談してください。

Q5. 子供の野菜不足対策として青汁を検討していますが、妊娠中のものとは違いますか?

お子さんへの青汁の活用については、子供の野菜不足対策に関する記事お子さんのおやつとしての栄養補給に関する記事もご参考ください。妊娠中の方ご自身の摂取と、お子さんへの活用は別の観点で検討することが大切です。


まとめ

この記事では、青汁に含まれる葉酸の特徴と、妊娠中・授乳中における活用の考え方について解説しました。

  • 青汁の主原料(大麦若葉・ケール)には葉酸が含まれるが、加工による損失があり含有量は限られる
  • 妊娠中に必要な葉酸は食事に加えてサプリメントから400μgが推奨されており、青汁だけでは不足する
  • 妊娠中・授乳中の青汁利用は必ず産婦人科医に相談してから判断する
  • AOBA青汁タブレットはアスパルテームを含むため、PKUの方や気になる成分がある方は医師に確認が必要
  • 青汁はあくまでも食生活の補助食品であり、医薬品ではない

妊娠中・授乳中は自分だけでなく赤ちゃんの健康にも関わる大切な時期です。栄養補助食品の選択は、必ずかかりつけ医や管理栄養士と相談しながら進めてください。

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参考文献

  1. 厚生労働省「妊産婦のための食生活指針(2021年改定版)」https://www.mhlw.go.jp/content/000778976.pdf
  2. 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08517.html
  3. 文部科学省「食品成分データベース」https://fooddb.mext.go.jp/
  4. 国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所「葉酸:健康食品の安全性・有効性情報」https://hfnet.nibiohn.go.jp/

免責事項:この記事は一般的な情報提供を目的としており、医療アドバイスではありません。妊娠中・授乳中の栄養補助食品の利用については、必ずかかりつけの産婦人科医または管理栄養士にご相談ください。AOBA青汁タブレットは栄養補助食品(食品)であり、疾病の診断・治療・予防を目的とする医薬品ではありません。